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 残暑お見舞い申し上げます。

 今年の猛暑を乗り越えるのに皆さんご苦労されていることでしょう。

 そんな中、赤とんぼの意見広告にご協力いただきありがとうございました。

 おかげさまで大分県下の新聞5紙(毎日、朝日、西日本、大分合同、読売)に一面広告を載せることができました。例年通りとご報告できないのが残念なのですが、掲載間際になって読売新聞広告審査部からクレームが入りました。こちらから広告掲載拒否をとも考えたのですが、読売の読者である広告主の方のことも考えてクレーム箇所を白紙にするという苦渋の選択をいたしました。

 詳細は別紙報告書を、読売と他紙の広告も同封いたしましたので比べて読んでいただけると幸いです。

 先日世話人会を開いて赤とんぼの会として読売新聞に公開質問状を出すことになりました。世話人の方全員の了解を得ることができれば、二三日中に内容証明付きで提出したいと考えています。

 このような事は意見広告28年目にして初めてのことです。

 表現の自由を侵害することは許されることではありません。平和憲法遵守の精神を行動にと思っています。どんな経緯になるかわかりませんが、これからもご支援をよろしくお願いいたします。

赤とんぼの会事務局一同





 今年も赤とんぼ意見広告2892名の広告主(うち匿名400人)(8月14日現在)により5紙に掲載することができました。残念ながら昨年より243名少なくなりましたが、ご協力いただいたみなさん本当にありがとうございました。

 今回は掲載直前に読売新聞社からのクレームがあり、読売にのみ空白を入れる形での掲載となりました。8月12日の午前中、読売の広告社より電話で広告デザイン下部枠内の文章2カ所について、その根拠の問い合わせがありました。一つは、海外メディア情報でジブチに建設される自衛隊基地のこと。もう一つは、ゲーツ国防長官がグアム移転費の増額を要求した部分についてです。

 海外メディア情報については、赤とんぼ会報192号に各メディアの掲載日やザ・ボイス・オブ・ロシアのアドレス、そしてその真偽を外務省に問い合わせた人が得た返答まで載せているので、直接当局に問い合わせてもらうようお願いしました。またゲーツ長官のグアム移転費増額要求発言については、大分合同新聞が7月4日付朝刊トップで報じていることを言いました。それで一件落着と思いきや、夕方になって再び広告杜からの連絡。2カ所をなんとかしないと新聞に掲載できないと読売新聞(西部本社)の広告審査部が言っていると。その2カ所は海外メディア情報の部分(理由は国内で報道されていないことだからだとか??・・・・本来報道すべきことをしていない新聞社側の問題やろ・・・)それと、戦争体験者の言葉で「上官の命令で捕虜を銃殺した。」という部分(理由は、新聞広告に出すには刺激的すぎるからだとか・・・事実を無かったことにしたいのか!怒!)広告社は、赤とんぼのデザインをそのまま掲載させて欲しいと夕方まで新聞社と交渉してくれたらしいのですが、難しいので困っているとのことでした。

 赤とんぼ事務局では、読売への広告掲載をやめようという意見もありました。しかし掲載をやめて実害を被るのは広告社です。赤とんぼとしては、掲載をやめれば読売分の広告費が浮く訳ですし、読売新聞杜にとっては、“うさん臭い”広告を掲載せずに済むのですから。新聞社は広告社の損失を補償しはしません。だから敢えて不自然な形で広告を出して、他杜と見比べた読者に読売新聞の体質の問題性に気づいてもらえる方が良いと思い、その部分を真っ黒か空白にして欲しいと言い、広告社も「なるべく何かあったようにしましょう。」ということになり、私たちのデザインをそのまま掲載できなかったことについて謝罪してくれました。

 今回、読売の広告社が赤とんぼのデザインを通すために、読売新聞社広告審査部の頭の固い担当者とギリギリまで粘って交渉してくれました。これがお金を出す広告主の強みであり、28年間意見広告を出し続けてきた成果だと思います。

 読売新聞広告審査部が、市民の意見広告を検閲し変更をせまってきたことについては、とにかく非常に腹立たしいことです。根拠を問うなら、安全性が確立されていないにも関わらず原発必要論や安全神話をふりまく電力会杜や、原発推進団体の広告の根拠をこそ問いただすべきでありますし、個人の表現の自由を侵害するものであります。





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